薬剤科のご案内 | 荏原病院

薬剤科のご案内


業務紹介

ここでは薬剤科の業務についてご紹介いたします。
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お薬Q&A

Q. 薬を飲み忘れたり、飲まなかったりした場合、どんなことが起こるでしょうか?

A. 患者さんが、指示どおりに医師の処方した薬を服用することで薬物療法は成立します。しかし実際は、飲み忘れたり、あるいは病状や副作用を心配して自己判断により、服薬しない場合があるようです。
注意していただきたいのは、服薬を中止することによって、より重大な副作用や病状の悪化を生ずる薬剤や病気があることです。
服薬中の疑問や悩みについては、必ず、医師・薬剤師に相談しましょう。

Q. 薬の保存方法について教えて下さい。

A. 薬には高温や湿気、光により効果が落ちたり変質したりするものがあります。薬は一般的に直射日光を避けた湿気の少ない涼しいところで保存することが大切です。
薬を缶など適当な入れ物に入れ、さらに乾燥剤などを一緒に入れておくと良いでしょう。
小さなお子さんがいる家庭などでは簡単に手が届くところには置かないように注意しましょう。
薬によっては「冷所に保存」とされているものがあります(薬袋などに記載)。この場合、家庭では冷蔵庫などを利用するとよいでしょう。ただし、冷所に保存する薬でも冷凍庫に入れて凍らせてしまうと変質して効果が無くなるものもありますから、冷凍庫での保存は避けて下さい。
冷所に保存とされていない薬でも、目薬やシロップ剤など一つの容器から何度も使用する薬の場合は汚染を防止するため冷蔵庫に保存した方が安全です(冷所に保存してはよくない薬もありますので注意して下さい)。
最近は薬の種類も多くなり、冷所など特別な保存方法が必要な薬も増えてきました。面倒なこともあると思いますが、服用する薬の効果を保つためにも必ず薬袋等の注意事項をよくお読みになり、正しく保存するよう心がけて下さい。
なお、不明な点がありましたら遠慮なく薬剤師までご相談下さい。

Q. 漢方薬とは?また副作用は?

・漢方薬の使い方
服用する人の体質と現れている症状(「証」)で使う薬を選びます。病名が同じでも同じ薬を使うとは限りません。漢方薬では一つの生薬・成分を単独で用いることはほとんどありません。患者さんの証に合わせて数種類の生薬を組み合わせた処方がたくさんできています。また、漢方では、病気の原因がわからないものでも証に合わせた治療法があります。

・「証」の考え方
「証」は虚と実の2つに分けて考えます。体力が低下し生理機能が衰えた状態を「虚証」、その反対に体力が充実しすぎて生理機能が亢進した状態を「実証」といいます。漢方医学ではバランスを第一に考えるので、「過ぎたるは及ばざるがごとし」で体力の充実しすぎも病的な状態と考えます。

・漢方薬の種類
植物は勿論、動物、昆虫、鉱物(石灰など)のありとあらゆるものにそれぞれどんな効果があるか調べて、薬とします。
現在健康保険で使用できる漢方薬には生薬と漢方製剤があり、漢方製剤のうちエキス剤は、その処方の成分を薬品で抽出などして顆粒または細粒にしたものです。

* *副作用**
「漢方薬には副作用がない」と思っている方が多い様ですが、漢方薬にも副作用はあります。薬として体に作用するものには、何らかの副作用はあると考えて下さい。
薬を使うにあたり、大事なことは作用によって得られるメリット(良い部分)と副作用とのバランスです。
このバランスを保つには、医師の指示に従い、疑問に思っていることは質問して副作用を避ける方法を知っておくことが大切です。
また、他の病院で処方されている薬、健康食品などを別に飲んでいる場合は必ず医師に話しておきましょう

Q. 薬を噛んだり砕いたり潰したりして飲んでもいいのでしょうか?

A. 錠剤やカプセル剤、顆粒剤は、まわりにコーティングを施したりカプセルに充填することにより、味や匂いの悪さを遮断しています。
それだけでなく、からだの中でゆっくりと溶けるような特殊な加工をすることで、効果が長時間持続するようにしているものもあります。
カプセルを割ったり、錠剤を噛み砕いたり潰したりすると次のようなことが起こる可能性があります。

  • 速く溶け過ぎてしまって効果がすぐに失われてしまう
  • 速くとけることで急激にからだの中の薬の濃度が高くなり、一過性の副作用が発現することもある
  • 腸で溶かしたい薬が胃で溶けてしまい、効果が現れなくなる
  • 胃や腸を刺激して副作用の原因になることもある

薬が飲みにくいなどという場合でも、自分で薬を砕いたりカプセルを割ったりせずに、医師や薬剤師に相談するようにしてください。

Q. 薬と食事の関係は?

A. 飲み薬の場合、口から入った薬の多くは胃で溶け、腸で吸収されます。そのとき、食事の種類によっては、効果が増強したり、減弱したりすることがあります。

食事と薬の効果については、主に次に挙げる三つのことが考えられます。
1.薬の吸収が妨げられる場合
2.薬の吸収が促進される場合
3.相互作用が生じる場合

1.薬の吸収が妨げられる場合について
普通、薬を食事と一緒に飲むと吸収が遅くなります。服用してすぐ効果を期待する薬の場合には、十分な効果が得られない場合があります。
また、食事によって胃液や消化液の分泌が活発になると、酸に不安定な薬は、分解され、効果が減少する場合もあります。

2.薬の吸収が促進される場合について
食事により消化液の分泌が促進されると、薬の吸収を高める場合があります。
例えば、アルカリ性の薬ですと胃酸によって薬が早く溶けるようになります。
また、ビタミンB2製剤は食後に服用すると吸収率が良くなることが知られています。

3.相互作用が生じる場合について
抗凝固薬(ワーファリン)を服用している患者さんの場合は、よく「納豆を食べてはいけません」と注意されます。
納豆やクロレラなどにはビタミンKが多く含まれています。
このビタミンKには血液を凝固させる働きがあり、これらの食品を多く摂取することによって、抗凝固薬の効果が減弱することがあります。
特に納豆の場合には納豆菌が腸内でビタミンKを合成するので、抗凝固薬の作用を弱める効果が強いとされています。

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