高次脳機能障害支援普及事業
「専門的リハビリテーションの充実事業」

2018年度 活動報告

講演会

日時 平成30年10月18日(木)19時~21時
演題 「高次脳機能障害と認知症」
講師 三村 將(みむら まさる)先生
慶應義塾大学 医学部  精神・神経科学教室  教授・医学博士
座長 尾花 正義(おばな まさよし)医師
荏原病院 リハビリテーション科 医長
場所 大田区民ホール・アプリコ 小ホール
参加者 153名
参加職種 作業療法士、理学療法士、言語聴覚士、看護師、ケアマネ、ソーシャルワーカー
支援員(就労・介護・相談・生活)など

名実ともに高次脳機能分野の第一人者である三村將先生をお迎えし、予想以上に多くの方々のご参加もあり、大盛況となりました。講演は、難解なテーマを非常にわかり易くご説明いただいただけでなく、参加者も検査を実体験できる実技も盛り込まれ、大変引き込まれる内容となりました。高次脳は苦手意識を持たれやすい分野ですが、三村先生のご講演から、より親しみやすくわかりやすい説明の仕方も可能であることを実感し、多くの示唆を得ることができました。

第1回 高次脳機能障害症例検討会及び大田区機能訓練施設見学会(大田区)

日時 平成30年11月8日(木)18時~20時
場所 大田区立障がい者総合サポートセンター 5階 多目的室
参加者 42名
参加職種 福祉、支援員(生活・就労)、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士、相談員 など

※大田区機能訓練施設見学会を同日開催(10時~15時)
 ■大田区立障がい者総合サポートセンター(参加者:6名)
 ■大田区立志茂田福祉センター(参加者:6名)

症例検討会では、高次脳機能障害に携わる支援者が多数集まり、就労に課題を持つ症例に対し検討をしました。高次脳機能障害を持つ方がどのような点で就労に難渋するのか具体的に知ることが出来ました。また、各職種の専門的な見地からの意見を聞くことにより、症例を見る視点を増やすことにも繋がりました。様々な職種との知識の共有と顔の見える繋がりが得られる症例検討の意義を改めて感じることが出来ました。
本企画は同時に施設見学を行い、施設の説明と合わせて実際の利用者の方の訓練場面も見学させてもらいました。普段知ることのできない、施設での利用者の活動もご説明いただき支援の流れを把握することが出来てとても有意義でした。

講演会

日時 平成30年11月30日(金)19時~21時
演題 「子どもの高次脳機能障害が抱える課題について」
講師 岩崎 也生子(いわさき やおこ)先生
杏林大学 保健学部作業療法学科 講師
品川区立心身障害者福祉会館 非常勤作業療法士
座長 尾花 正義(おばな まさよし)医師
荏原病院 リハビリテーション科 医長
場所 荏原病院 地下1階 リハビリテーション科 理学療法室
参加者 90名
参加職種 作業療法士、理学療法士、言語聴覚士、臨床心理士、社会福祉士、教員のほか
当事者ご家族、家族会の方にもご参加いただきました。

子どもの高次脳機能障害について、日常生活や学校生活場面で観察される特徴や成人の高次脳機能障害を分類に分けて説明いただきました。その中でも、様々な場面にわける症状や観察される行動と実際に支援するにあたり、正確な評価と症状の理解について事例を交えて大変わかりやすく、多くのご示唆いただきました。講義終了後の質問時間も大変充実しており、とても盛況な研修でした。

第2回 高次脳機能障害症例検討会(品川区)

日時 平成31年2月22日(金)18時~20時
場所 品川区立心身障害者福祉会館 4階 訓練室Ⅱ
講座テーマ 「高次脳機能障害者の障害受容について」
講座講師 大澤 彩(おおさわ あや)先生
昭和大学 保健医療学部 作業療法学科 講師
品川区障害者生活支援センター 高次脳機能障害専任相談員
症例発表 鈴木 貴子(すずき たかこ)先生
埼玉県立大学 保健医療福祉学部 作業療法学科 助教
品川区障害者生活支援センター 高次脳機能障害専任相談員
参加者 52名
参加職種 作業療法士、理学療法士、言語聴覚士、相談員、福祉、支援員(生活・就労) など

今回の症例検討会は第1部に講演、第2部で講演を踏まえた症例検討を実施したことにより、例年に比べ多くの方に参加していただきました。
今回のテーマは当事者と関わっていく中で問題となる障害受容についてでした。どんな行動がどのような症状なのか、なぜ高次機能障害を客観視できないのかという点を整理して説明いただき、障害受容を促す方法もいくつかアドバイスをいただくことができました。
第2部のグループワークでは、生きづらさ、支えづらさのある事例にどう対応するか、そして家族への支援の大切さも忘れてはいけないということを再認識できた有意義な検討会でした。

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